SEOにおける被リンク効果とは?良質な被リンクの獲得方法も紹介

SEOにおいて重要な要素のひとつとして挙げられる「被リンク」とは、自分へのサイトのリンクが外部サイトに設置されることです。Googleでは、被リンクがあるサイトを「第三者からの紹介・引用がされている信頼性の高いサイト」と評価し、検索順位を決める重要な指標としています。

しかし、やみくもに被リンクを獲得しようとするとかえって評価が下がり、サイトの信頼度も大幅に下落するかもしれません。

本記事では、被リンクの概要や具体的な効果、良質な被リンクと悪質な被リンクの違い、適切な獲得方法について解説します。被リンク獲得時の注意点や確認方法、悪質なリンクがついたときの対処法も紹介していますので、SEO対策にお役立てください。

1.被リンクとは?

被リンクとは、他のサイトから自分のサイトやページへ向けて設置された外部リンクを指し「バックリンク」とも呼ばれています。

検索エンジンはコンテンツの良否を直接理解するのが難しいため、他サイトからの引用や紹介を信頼性の目安として評価します。たとえば、自社の調査記事が別媒体で取り上げられ、参照先としてリンクされるケースです。

なかでもリンク元サイトから自発的かつ自然な形で貼られるリンクは「ナチュラルリンク」と呼ばれます。

引用の多さで学術論文の価値を測るのと同様に、被リンクの質と量はWebページの品質を判断するための重要な基準となり得ます。特に権威あるサイトからのリンクは、後述する「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」の向上にも直結するため、重要なSEO施策の一つといえるでしょう。

2.被リンクのSEO効果

被リンクを獲得すると、具体的にどのようなSEO効果が見込めるでしょうか。ここでは主な効果について解説します。

2-1.検索エンジンからの評価向上

被リンクは、検索順位の向上に大きく影響を与える重要な要素です。

検索エンジンは、外部のWebサイトからリンクが張られているページを「多くの人に推薦された価値ある情報源」とみなし、信頼度を評価に反映させます。Googleも公式に「リンクはどのサイトが重要かを判断する基準の一つ」と明言しており、被リンクはまさに投票のような役割を担うものです。

とりわけ官公庁や大学、著名メディアなど信頼性の高いサイト、自社サイトと関連性の深い分野からのリンクは評価が大きく、Googleが提唱する「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」の向上にもつながりやすいとされています。

E-E-A-Tは、ユーザーが安心して情報を受け取れるかどうかを測るための指標であり、検索エンジンにとってもコンテンツの質を判断する際の重要な要素です。

良質な被リンクを継続的に集めることは、コンテンツの有益性を第三者が裏付けることになり、検索結果で上位表示されやすくなるでしょう。

参考:Google「Google が掲げる 10 の事実

参考:Google検索セントラル「E-E-A-T と品質評価ガイドラインについて

2-2.クローラビリティの向上

被リンクを獲得することは、検索評価だけでなく「クローラビリティ」の改善にも直結します。クローラビリティとは、「クローラー」と呼ばれる検索エンジンのロボットが、サイトやページを発見しやすくなるような施策を行うことです。

Googleなどの検索エンジンは、リンクを辿りながら膨大なページを巡回し、情報を収集(クロール)したうえでデータベースに登録(インデックス)します。しかし、新規サイトや更新直後のページはクローラーに届くまで時間がかかる場合も少なくありません。

そこで、外部サイトからの被リンクが役立ちます。被リンクがあると、クローラーがリンク経由で効率よく訪問できるようになり、よりスピーディなページ検出・評価につながるのです。特に公開したばかりのサイトや更新頻度の高いサイトでは、良質な被リンクを得ることでインデックス速度が向上し、検索結果への露出機会を増やせます。

被リンクは検索評価を向上させる要素であると同時に、検索エンジンそのものに素早く見つけてもらうための重要な導線ともいえるでしょう。

3.良質な被リンクとは

被リンクには良質・悪質なリンクが存在します。ここでは、良質なリンクがどのようなものを指すのかを紹介します。

3-1.権威性・信頼性の高いサイトからのリンク

良質な被リンクの特徴としてまず挙げられるのが、発信元の権威性や信頼性が担保されていることです。たとえば、大学や研究機関、病院、大手企業、官公庁や地方自治体といった公的機関からのリンクは、社会的信用の裏付けとみなされやすく、検索エンジンからも高い評価を得られます。

社会的に信頼されているサイトは社会基盤を支える存在であり、Googleも信頼できる情報源として扱います。そのため、これらのサイトからリンクを受けることは、自社サイトが「社会的に認められたコンテンツ」である証明となり、SEO効果の向上に直結するのです。

特に健康や金融といった専門性と信頼性が強く求められるYMYL領域では、権威あるサイトからの被リンク獲得が検索順位を左右する大きな要素となるでしょう。

3-2.関連性の高いサイトからのリンク

自社サイトとテーマや文脈の近いページからのリンクもSEO評価を高めるうえで大きな効果を発揮します。

たとえば、業界専門メディアから自社サービス紹介ページへのリンクや、ダイエット情報サイトからトレーニングジムサイトへのリンクは、検索エンジンにとってもユーザーにとっても関連性があり自然です。

Googleはリンクの前後にある文章やアンカーテキストの内容も評価に含め、ユーザーが実際にクリックする可能性の高いリンクをより重視する仕組みを採用しています。そのため、別業界からのリンクより同業界の企業や専門サイトからのリンクされるほうが価値が高くなる傾向です。

関連性の高いサイトからの被リンクは、Googleが評価指標の一つとしていたページランクの考え方に基づき、SEOにおける「質の高い投票」として評価されやすい傾向があります。

4.質が悪い被リンクとは

一方で、検索順位に悪影響を及ぼす質が悪い被リンクもあります。

代表例は意図的なリンクの購入です。かつては業者からリンクを買って被リンク数を増やす手法が横行していました。しかし、Googleのアルゴリズムが進化した今では人為的な不自然なリンクは簡単に見抜かれ、ペナルティ対象となっています。最悪の場合、検索結果から完全に除外されるかもしれません。

他にも、低品質なサイトや関連性のないリンクをただ集めただけのサイトからの被リンクや、意味を成さない文章を自動生成した「ワードサラダサイト」からのリンクも全く効果がありません。

また、背景色と同化させたり、極端に小さい文字で仕込んだりしてユーザーに見えないように配置した「隠しリンク」も典型的なスパム手法として厳しくチェックされます。

数だけを意識して被リンクをもらうことは、一時的に効果があるように見えても長期的には大きなリスクであり、サイト全体の信頼性を損なう大変危険な行為です。被リンク対策に取り組む際は、数を追うのではなく、関連性や信頼性の高いサイトから自然に得られるリンクが前提であることを理解しておきましょう。

参考:Google検索セントラル「リンク プログラム

5.良質な被リンクを獲得するための方法

では、良質な被リンクをもらうためには具体的に何をしたらよいでしょうか。被リンク獲得のためにすべきことを解説します。

5-1.一次情報を活用した魅力的なコンテンツを制作する

良質な被リンクを集めるための近道は、まず「共有したくなるコンテンツ」を生み出すことです。

特に効果的なのが、一次情報を盛り込んだ記事やページです。一次情報には、独自に行った調査やアンケート、専門家へのインタビュー、現場からの体験談などが挙げられます。他では得られない独自の情報を提供できるため、外部サイトやメディアからも自然に引用・紹介されやすくなります。

また、情報の正確さや独自性に加えて、読みやすさや構成に気を配る工夫も欠かせません。視覚的に整理されたレイアウトやこまめな情報更新は、ユーザーが安心して利用できる理由となり、信頼性を高められます。結果として、読者が「人に勧めたい」と感じるコンテンツに仕上がり、自然な被リンクが集まることでSEO評価の向上が期待できます。

そのため、まずはユーザー目線で魅力的な一次情報を発信し続けるのが基本です。

5-2.SNSで露出を増やし認知度を高める

いくら質の高い記事や資料を公開しても、ユーザーに認知され、読まれなければ被リンク獲得にはつながりません。

そこで重要になるのがSNSを通じた露出拡大です。XやInstagramなどのプラットフォームで積極的にコンテンツを発信し、ユーザーとコミュニケーションを取りつつ継続的な投稿を行うことで、認知度を高めシェアを促進できます。手法としては、記事下部にシェアボタンを設置するのがおすすめです。読者が「役立つ」と感じた瞬間に手軽に拡散でき、SNSからの流入を見込めるでしょう。

なお、SNS上のリンクは多くがnofollow属性を持つため、検索順位を直接影響するシグナルとしては原則用いられません。ただし、認知が増えることで第三者サイトでの自然な引用や紹介が生まれ、結果的に質の高い被リンク獲得につながる可能性があります。

もしSNSを運用していない場合には、メルマガやプレスリリースを活用して認知拡大を図る方法もあります。

5-3.サービス事例記事を作成する

導入事例や顧客の紹介記事を制作することは、被リンク獲得だけでなく自社サービスを広く知ってもらう手段としても有効です。

たとえば、Webマーケティング関連のサービスを提供している企業であれば、導入企業のサイト上で「〇〇社からのサポートで売上が◯%アップしました」と紹介され、ページ内にリンクが付与されるケースがあります。また、事例記事を公開した際にはクライアントへ掲載を知らせ、ニュース欄やプレスリリースで「掲載されました」とリンク付きで紹介してもらうことも可能です。

事例記事は、外部サイトからのリンク獲得につながるだけでなく、自社の実績を可視化して信頼性を高められる効果もあるため、積極的に取り入れるとよいでしょう。

なお、Webosqueの支援事例は以下に記載しておりますので、ぜひご確認ください。

6.被リンクを獲得する際の注意点

被リンク獲得はSEO対策において重要な施策ですが、取り組むうえで気をつけるべきポイントもあります。ここでは、特に意識したい注意点を3つ紹介します。

6-1.有料で購入した被リンクを設置しない

被リンクを獲得する際に最も注意すべき点として挙げられるのが、有料リンクの購入です。具体的には、検索順位を人為的に操作する目的で業者からリンクを買ったり、登録型の有料サービスに依頼して被リンクを設置したりする行為が該当します。意図的な被リンクの購入は、Googleのガイドラインに明確に違反しており、ペナルティの対象です。

かつては検索エンジンの精度が低く、不自然なリンクでも上位表示される効果がありました。しかし現在は、アルゴリズムの進化により不正なリンクパターンは即座に検出され、順位の低下やインデックスからの除外に直結します。

もちろん、純粋に広告や宣伝としてリンクを掲載する場合は違反にはなりません。ただし、その際には「rel=”nofollow”」や「rel=”sponsored”」といった属性を付与し、検索評価に影響を与えるべきでないリンクであることを明示する必要があります。

SEOにおける被リンクは自然発生的であることが重要視されているため、有料リンクに依存する手法は取らないようにしましょう。

6-2.低品質なサイトからの被リンクは受けない

リンク元の質によっては、獲得した被リンクも逆効果になりかねません。特にGoogleのガイドラインに違反する低品質なサイトからのリンクは、自社サイトの評価を下げるリスクがあるため注意が必要です。

悪質な被リンクとして先述した、隠しリンクやワードサラダの他、低品質な自社サイトを別途作成し、そこからリンクを設置する方法などが代表例として挙げられます。質の悪いリンクをわざと設置することは、ブラックハットSEOと呼ばれる不正手法の一種であり、検索エンジンに発見されればペナルティの対象です。

基本的に検索アルゴリズムは質の低いリンクを無視しますが、あまりに数が多いと評価に悪影響を与える恐れがあります。信頼できる関連性の高いサイトからのリンク獲得を意識し、低品質な被リンクは受けないことが重要です。

6-3.被リンクの数が多ければ評価が上がるわけではない

被リンクは数を増やせば評価が高まるわけではなく、リンクの質と関連性が重要です。無関係なサイトから大量にリンクを得ても、Googleは価値ある被リンクとはみなしません。

たとえば、ダイエット情報メディアから健康器具サイトへ向けられたリンクは関連性が高く有益と判断されます。しかし、ダイエット情報メディアから伝統工芸に関するサイトへ貼られたリンクでは特別な文脈がなければ整合性に欠け、SEO効果はあまり期待できないでしょう。

そのため、数を追い求めるのではなく、関連性が深く信頼性のあるサイトからの自然な被リンクを積み重ねることを意識してコンテンツを制作しましょう。

7.被リンクの確認方法

自社サイトがどのようなサイトから被リンクを獲得できているかを確認するには、以下の方法が有効です。

7-1.Google Search Consoleで確認

被リンクの状況を把握するには、Googleが提供する無料ツール「Google Search Console(サーチコンソール)」を活用するのが最も手軽で確実です。

具体的には、管理画面のサイドメニューにある「リンク」をクリックすると、外部サイトからの被リンク数やリンク先ページが一覧で表示されます。また上位のリンク元サイトも確認できるため、どのサイトから評価を受けているのかを把握することも可能です。加えて、エクスポート機能を使えば一覧をダウンロードでき、被リンクの精査や管理にも役立ちます。

有料の分析ツールを使用する前に、まずは公式かつ無料で利用できるSearch Consoleでの確認から始めるのがおすすめです。

7-2.Google以外のサードパーティツールで確認

被リンクをより詳細に分析したい場合は、Google Search Consoleだけでなく、有料のサードパーティツールを利用する方法も検討してみましょう。特に代表的なのが「Ahrefs(エイチレフス)」で、自社サイトはもちろん競合サイトの被リンク状況まで調査できる点が大きな強みです。

使い方はシンプルで、ログイン後「Site Explorer」を選び、分析したいURLを入力すると、被リンク元のページ一覧やドメインランクといった指標を確認できます。どのサイトからリンクを獲得しているかだけでなく、競合がどのような戦略でリンクを集めているかを把握でき、自社の施策に活かすことが可能です。

有料にはなるものの、被リンク分析に加えてキーワード調査や順位チェックなど幅広い機能を備えているため、本格的にSEO対策を行う企業や担当者にとっては心強い選択肢となるでしょう。

8.質が悪い被リンクを受けてしまったときの対応方法

質の悪い被リンクを受けたとしても、慌てる必要はありません。Googleの検索エンジンはアルゴリズムによってスパム的なリンクを基本的に無視するよう設計されており、自ら購入などの不正行為を行っていない限り、悪影響を及ぼさないケースがほとんどです。

ただし、被リンクが原因で評価低下の恐れがある場合には「リンク否認ツール」の活用を検討しましょう。方法としては、Google Search Consoleで外部リンク一覧をエクスポートし、問題のあるリンクを抽出してテキストファイルにまとめます。その後、Googleのリンク否認ツールにアクセスし、対象プロパティを選択してアップロードすれば手続きは完了です。

参考:Search Console ヘルプ「サイトへのリンクを否認する

ただし、リンク否認は誤って有益な被リンクを無効化してしまうリスクもあるため、多用は避け、あくまで最終手段と位置付けるのが望ましいでしょう。

9.有益なコンテンツを作成し、良質な被リンクを獲得しよう!

被リンクは、サイトが信頼できるものかをGoogleが判断するための重要な指標の一つです。しかし、意図的にリンクを購入したり、低品質なサイトからリンクが多数設置されたりすると、検索評価で不利益を被る可能性があります。

そのため、ユーザー目線で有益かつ高品質なコンテンツを制作するのを原則とし、自然な方法で良質な被リンクを獲得することを意識しながら対策を進めていくようにしましょう。

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