リンク切れとは、Webサイト上に設置されているリンクURLをクリックしても、本来表示されるはずのページへアクセスできない状態を指します。間接的ではあるものの、SEOへ悪影響を与える要因となるため、リンク切れが見受けられた場合には適切な対応を行うことが重要です。
この記事では、リンク切れの概要と原因、SEOに与える影響について解説します。リンク切れを確認する方法や適切な対応も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.リンク切れとは?
リンク切れとは、Webサイト上のリンクをクリックしても、遷移先のページへアクセスできない状態です。別名「Dead Link(デッドリンク)」とも呼ばれ、URLが間違っている、リンク先のページが削除されている、サーバーがダウンしている、などが原因で起こります。
Webサイトを閲覧するなかで「URLからページにアクセスできない」「404 not foundと表示される」といった経験がある方も多いのではないでしょうか。後者はユーザーにページが存在しないことを伝えるためのコードであり、この状態もリンク切れにあたります。
リンク切れは、ユーザビリティ(ユーザーの利便性)を低下させるほか、クローラーの巡回効率を損なうなどのデメリットがあるため注意が必要です。
2.リンク切れが起こる主な原因
リンク切れが起こる主な原因は2つあります。それぞれ詳しく解説するので、参考にしてみてください。
2-1.リンク先のURLを貼り間違える
リンク切れが起こる原因の一つは、URLのスペルミスです。URLを貼り付ける際にスペルを間違っている・「/(スラッシュ)」が抜けている、などが挙げられます。
URLはスペルミスがあっても貼り付けられますが、基本的に1文字でも間違いがあると正常に遷移できません。サイト内にハイパーリンクを設置する際は、URLのスペルミスがないか十分に確認しておくことが大切です。
リンク先が自社で管理しているサイト・ページの場合、末尾スラッシュ有無のページなどよくあるケースはリダイレクト設定をしておくと安心です。
2-2.リンク先のページが削除されている
リンク先のページが削除されている場合も、リンク切れが起こります。たとえば、当初は存在したページが削除されたり、ドメイン先が変更になったりすると、設置したURLからアクセスできなくなります。
外部サイトのリンクは、自社ではコントロールできません。そのため、リンク切れを起こしていないか、定期的に確認することが大切です。
3.リンク切れはSEOにどんな影響を及ぼす?
前提として、リンク切れがあるからといって、SEOに直接悪影響が生じるわけではありません。Google公式のデベロッパーブログでは、以下のように明記されています。
Q:ウェブマスター ツールで報告される 404 エラーはサイトのランキングに影響しますか?
A:404 エラーは、ウェブの動作としてまったく正常なものです。(中略)サイトの一部の URL が存在しなくなったり、404 を返したりしても、検索結果におけるサイトの他の URL(200 (Success) ステータス コードを返すもの)のランキングには影響しません。
引用:Google「404 エラーがサイトに与える悪影響」
ただし、リンク切れを放置すると、SEOに間接的な悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。以下で詳しく解説します。
3-1.ユーザビリティの低下
リンク切れがSEOに及ぼす影響は、ユーザビリティの低下です。たとえば「詳しくはこちら」として内部リンクを設置している場合、リンク切れを起こしていると、ユーザーは知りたい情報を得られず、落胆してしまうかもしれません。
検索エンジンは、ユーザーの利便性を含む「ユーザー体験」を総合的に判断して評価します。リンク切れを放置しているWebサイトは「ユーザーの利便性を考慮していない」と判断され、SEOに悪影響を与える可能性があるため注意が必要です。
3-2.クローラビリティの低下
Webサイト内のリンク切れを放置していると、クローラビリティの低下を招く恐れがあります。
クローラビリティとは、検索エンジンがWebサイトのページをどれだけ見つけやすく、内容を理解しやすいかを示す言葉です。サイトの評価を高めるためには、検索エンジンのクローラー(情報収集ロボット)が巡回しやすく、コンテンツを効率的に収集できるような施策が重要です。
リンク切れが起こると、クローラーは正常に情報を収集できません。またクローラーは「404レスポンスコード」を認識すると、混乱してしまって巡回効率の低下を招きます。
クローラーが情報を収集しなければ、検索エンジンに表示すらされないという事態に陥る可能性もあります。
4.リンク切れを確認する方法
リンク切れに対して早急かつ適切に対応するためには、定期的な確認が欠かせません。分析ツールを活用すれば、簡単にリンク切れを確認できます。
ここでは、リンク切れを確認する方法と手順を紹介するので、参考にしてみてください。
4-1.Google Search Console
Google Search Consoleとは、Googleが提供する無料の分析サービスです。Googleのインデックスやリンクの状況、検索順位など、サイトのパフォーマンスを確認できます。
本ツールでは外部サイトからのリンク、いわゆる被リンクのリンク切れを確認可能です。
Google Search Consoleでリンク切れを確認する際の手順は以下のとおりです。
- GoogleアカウントでGoogle Search Consoleにログイン
- 左側のメニューから「インデックス」をクリックし、さらに「ページ」を選択
- 表示されたレポートの中から「見つかりませんでした(404)」をクリック
- リンク切れが発生しているURLが表示されているかを確認
「見つかりませんでした(404)」をクリックすると、以下のように情報が表示されます。
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リンク切れを確認したら、早急に対策を講じましょう。
また、Google Search Consoleはリンク切れ以外にも、さまざまな機能が搭載されています。SEO施策を行う際は、ぜひ活用してみてください。
4-2.Broken Link Checker
Broken Link Checkerは、ハイパーリンクや画像のリンク切れをチェックしてくれるWordPressのプラグインです。クラウドベースのリンクチェック機能により、従来のツールよりも20倍早く、かつ正確に問題を検出します。
Broken Link Checkerでリンク切れを確認する手順は以下のとおりです。
- WordPressにログイン
- ホーム画面の左側の「新規プラグインを追加」をクリック
- 右上の検索窓に「Broken Link Checker」を入力し、検索
- Broken Link Checkerの「今すぐインストール」をクリック
- Broken Link Checkerを有効化する
WordPressのホーム画面の左側に「リンクチェッカー」のメニューが追加されたら、有効化が完了しています。自動的にリンク切れのチェックが行われます。

リンクチェッカーのサブメニューは「Cloud [new]」「Local [old]」の2つが表示されますが、主に使用するのは後者です。
「Local [old]」をクリックすると、リンクエラーの一覧画面が開きます。一覧画面で確認できる情報は以下のとおりです。
- リンク切れを起こしているページ
- リンク先のURL
- リンク切れの原因
- 該当リンクテキスト
該当ページやURLなどを確認できるため、的確に対応できるでしょう。
ただし、WordPressのプラグインは、サイトの表示速度低下や互換性による不具合を引き起こす可能性があります。そのため、既存とのプラグインとのバランスを考慮したうえで、インストールするのか、別の方法を用いるのかを検討することが大切です。
参考:WordPress「Broken Link Checker」
5.リンク切れへの対応方法
リンク切れを発見したら、適切な対応を行う必要があります。リンク切れへの対応方法を紹介するので、参考にしてみてください。
5-1.正しいリンク先URLに修正する
リンク切れを起こしている箇所を確認したら、正しいURLに修正しましょう。
スペルミスがある場合は見直し、遷移先のサイトが存在しない場合は該当リンクをすべて削除します。遷移先ページのURLが新しくなっている場合は、最新のページを検索して正しいリンクに差し替えます。
特に、以下のようなページはユーザビリティやクリック率に大きな影響を及ぼす可能性があるため、早急に対処することが大切です。
- 検索上位に表示されているページ
- アクセス数が多いページ
- クリックされる可能性が高いリンク
ただし、なかにはリンクを設定しないほうがよいケースもあります。たとえば、遷移先がペナルティを受けていたり、自社サイトの評価に悪影響を及ぼす可能性があるページに変わっていたりする場合は、リンクの削除やリンク先の変更を検討しましょう。
5-2.カスタム404エラーページを作成する
「カスタム404ページ」とは、独自に作成する404エラー用のページです。通常、遷移先にページが存在しない場合は「404 not found」と記載された404ページが表示されます。
「404 not found」が表示されること自体は、SEOに悪影響を及ぼしません。しかし、ユーザビリティの低下を防ぐためには、ユーザーの利便性を考慮した「カスタム404エラーページ」を作成しておくのがおすすめです。
カスタム404エラーページは、多くの企業が用意しています。たとえば、日本マクドナルドの404エラーページは以下のようなデザインです。

引用:日本マクドナルドホールディングス「お探しのページが見つかりません。」
ページがアクセスできない原因の一例を紹介し、トップページ、グローバルナビゲーション、スマホアプリ、SNSなどへの遷移を促しています。
カスタム404エラーページは、以下のポイントを重視して作成しましょう。
- ページが存在しない旨を明確に伝える
- 404ページとサイト全体のデザインを統一する
- ユーザーにとって有益かつ回遊性のあるコンテンツを設置する
上記を押さえておくことで、ユーザーの不快感・ユーザビリティの低下を防げます。
定期的にリンク切れを確認し、メンテナンスを実施しよう!
リンク切れは、SEOに間接的な悪影響を与える可能性があります。外部サイトのURLをコントロールすることはできないため、定期的に確認を行うことが大切です。
分析ツールを活用すれば、容易にリンク切れを確認できますが、コンテンツの数が多い場合、すべてに対応するには時間と手間がかかります。「リンク切れの対応まで手が回らない」「設置すべきかどうかのリンクの判断が難しい」などの理由から、対応を行えていないサイトも少なくありません。
リンク切れを含め、SEO施策についてのお悩みは、専門家に相談するのがおすすめです。株式会社Webosque(ウェボスケ)では、コンテンツ制作をはじめ、アクセス解析環境構築や分析代行も行っています。
リンクの分析や適切な対応だけでなく、サイト全体のSEO戦略立案から一貫したサポートを提供いたします。SEO施策に関するお悩みを抱えている企業様は、ぜひ一度ご相談ください。