重複コンテンツとは?SEOにおけるペナルティの影響や対策方法を解説

重複コンテンツとは、非常によく似た、または完全に同一なコンテンツが複数のURLで存在することを指します。

対象コンテンツが適切な評価を受けられないおそれがあるため注意が必要です。

本記事では重複コンテンツの定義からSEOへの影響、具体的な確認方法や効果的な対策までをわかりやすく解説します。

1.重複コンテンツとは?

重複コンテンツとは、異なるURLでありながらも内容が完全、もしくはほぼ同じページを指します。内容が似通っている場合、検索エンジンはどのページを優先して評価すべきか判断できなくなるため、検索順位の低下やインデックス除外につながるリスクがあります。

Googleも重複コンテンツの生成を避けるよう明確に推奨しており、コンテンツを作成する場合はSEO上不利になるのを避けるよう、オリジナリティを意識しましょう。

1-1.重複コンテンツとみなされる基準

重複コンテンツと判断される基準は主に以下の2点です。

  • 異なるURLから同一またはほぼ同じ内容にアクセスできるケース
  • 同一キーワードで複数の記事が競合し、検索順位が入れ替わる(カニバリゼーションが発生する)ケース

検索エンジンはURL単位で評価するため、内容が同一でもURLが異なれば重複とみなされます。また同一キーワードで記事同士が競合し、順位が交差するケースも重複コンテンツとみなされている可能性があります。

別URLで同一内容のコンテンツを提供することは、ユーザーを困惑させる原因になるでしょう。作成したコンテンツは定期的に確認し、不要な重複は解消することが重要です。

1-2.重複コンテンツが発生しやすいケース

重複コンテンツが発生しやすいケースは、以下のとおりです。

  • URLの表記揺れや動的パラメータ、PC版とモバイル版の別URLなど
  • 寄稿記事や盗用コンテンツ
  • 自サイト内で同じサービス説明や商品説明を複数ページに載せるケース

重複コンテンツでもユーザーが見てページごとの役割が明確に分かるのであれば、大きな問題にはなりにくいです。逆にどのページも似通っていて違いが伝わらない場合は検索評価が分散し、SEO上の不利につながります。

重複は完全に避けるのではなく、内容の差別化と役割の明確化が大切です。

2.重複コンテンツによるSEOへの悪影響

重複コンテンツは基本的に、Googleから直接的なペナルティを受けるものではありません。インデックス削除や手動ペナルティといった厳しい措置ではなく、検索結果の整理として扱われます。

しかしSEOの観点から、重複コンテンツには注意を払うことが必要です。ここからは、重複コンテンツによるSEOへの悪影響について見ていきましょう。

2-1.被リンクの評価が分散される

重複コンテンツによる代表的な悪影響は、被リンク評価の分散です。理由は、本来であれば一つのページに集中するはずのリンク評価が、複数URLに分かれてしまうためです。

たとえば同じ内容のページが3つ存在し、合計で100本の被リンクを得られたとします。3つのページで50本、30本、20本と分散してしまうと、被リンク効果もページ同士で分散してしまう可能性があります。Googleが代表URLを適切に判断する場合もありますが、必ずしも期待どおりに処理されるとは限りません。

2-2.クロール効率が下がり検索結果に表示されない

重複コンテンツによってクロール効率が下がり、検索結果から除外される原因となるのも、SEOにとって悪影響です。Googleは基本的に同じ内容のページがあった場合、すべてのページをインデックスしません。

内部リンクや外部リンクが集まるページが代表URLとして選ばれ、それ以外は「除外」と判定されることがあります。

特にページ数が膨大なサイトでは、クロールのリソースが重複ページに割かれることで、本来評価すべき重要ページのインデックスが遅れるリスクがあります。

重複コンテンツがあると似た内容のページは検索結果に表示されず、集客機会を失う可能性がある点には注意しましょう。

3.外部メディアで二次配信した同一コンテンツが重複コンテンツとなるケース

自社記事を外部メディアに二次配信すると、検索結果に配信先の記事が表示され、自社の順位が下がることがあります。内容的には重複コンテンツですが、許可している以上は著作権的に問題はありません。

ただしSEO評価を守るには、以下のような工夫が必要です。

  • 自社記事に向け正規URLを示すcanonicalタグを設定してもらう
  • 自社のオリジナル記事を最初に公開する
  • 配信先にnoindexを依頼する

自社のオリジナル記事を最初に公開する理由としては、検索エンジンに一次情報として認識されやすくするためです。なお、canonicalとnoindexは両方設定する必要はありません。

4.重複コンテンツのチェック方法

重複コンテンツはSEO評価を下げる要因になるものの、気づかないうちに発生しやすいものです。ここからは、重複コンテンツのチェック方法を4つ見ていきましょう。

4-1.Google Search Consoleで確認

Google Search ConsoleはGoogleが提供する無料ツールで、自サイトの検索表示やクリック状況を確認できるほか、重複コンテンツの有無もチェック可能です。具体的にはメニューの「セキュリティと手動による対策」から、「手動による対策」を選択します。

問題がなければ「検出されませんでした」と表示され、重複がある場合は対象URLが表示されます。その際はメタデータの修正やページの統合・削除といった対応を行いましょう。

参考:Google「Google Search Console

4-2.コピペチェックツールで確認

外部サイトとの重複を調べるには、コピペチェックツールの活用も効果的です。たとえば無料の「sujiko.jp」は比較したい2つのURLを入力するだけで、それぞれの文章がどの程度重複しているかを分析できます。

sujiko.jpを使えば本文の類似度や、検索エンジンからペナルティを受ける可能性を把握できる点がメリットです。自サイトの文章が他サイトから盗用されていないか、あるいは自分の文章が知らずに他記事と似ていないかを確認するために使いましょう。

sujiko.jpは簡単に利用できるため、定期的にチェックすることでリスクを最小限に抑えられます。

参考: sujiko.jp「重複コンテンツ・ミラーサイト・類似ページ判定ツール sujiko.jp」 

4-3.類似ページ判定ツールで確認

新規記事を作成する際には、自分の文章が他サイトの内容とどの程度似ているかを事前に調べることも大切です。「CopyContentDetector」は無料の類似ページ判定ツールで、入力した文章が既存ページとどの程度一致しているかを数値で示せます。

一致率が高ければ重複コンテンツと判断されるリスクがあるため、表現を言い換えたり内容を加筆して差別化したりする必要があります。

Googleは独自のアルゴリズムで評価を行うため、こうした類似ページ判定ツールを活用して検索エンジンの視点に近づき、より安全にコンテンツを公開していきましょう。

参考:ccd.cloud「無料コピペチェックツール【CopyContentDetector】

4-4.URLの末尾にパラメータをつけて検索

重複コンテンツのチェック方法として挙げられるのが、URLの末尾にパラメータをつけて検索する方法です。Google検索結果には同じサイトの類似ページが並ばないよう、自動的にフィルタリングが働いています。

そのため一部の重複ページは最初の検索で表示されません。

それを確認する方法が、「&filter=0」の利用です。重複していると思われるキーワードで検索した後、結果ページのURL末尾に「&filter=0」を追加して再検索すると、本来は非表示だったページが表示されます。

パラメータでどのページが重複として扱われているのかを簡単に見つけられるため、不安亜ページ群がある場合は試してサイトの健全性を保ちましょう。

5.重複コンテンツの対策方法

重複コンテンツ対策の際は、URLの統一やリダイレクト設定、タグの適切な利用によって検索エンジンの混乱を防ぐことが重要です。また、コンテンツ制作の段階で重複が発生しない工夫も求められます。

ここからは、代表的な対策方法を解説します。

5-1.URL表記のルールを決めておく

重複コンテンツを防ぐための基本は、URL表記のルールを明確にすることです。検索エンジンはURLごとにページを認識するため、同一内容でもURLが異なると重複と判断されてしまいます。

典型的な例としては、以下のとおりです。

  • wwwの有無
  • 末尾のスラッシュの有無
  • 大文字小文字の違い など

これらを全サイトで統一しておけば、異なるURLから同一ページにアクセスされる状況を防げます。URLのルールは一度決めれば長期的に効果を発揮するため、早めに決めて導入しておきましょう。

5-2.301リダイレクトの使用する

サイト移転やURL変更の際は、301リダイレクトを設定することが重要です。301リダイレクトとは、旧URLにアクセスしたユーザーや検索エンジンを新URLへ自動転送する仕組みで、SEO評価も新URLに引き継げます。

たとえばドメイン変更やサイト構造の改修時に301リダイレクトを設定しておけば、被リンクや検索順位を維持したまま新ページへ移行可能です。さらに旧URLと新URLが同時に存在して重複扱いされるのを防ぐ効果もあります。

ただしサイト全体のリンク構造に影響するため、設定には慎重さが求められることは理解しておきましょう。

5-3.canonical(カノニカル)タグを設定する

canonicalを設定することも、重複コンテンツの対策として重要です。canonicalタグとは複数の類似ページがある場合に「どのページを正規版として扱うべきか」を検索エンジンに伝えるためのタグです。

HTMLのhead内に設置するだけで、SEO評価を代表ページに集約できます。たとえば商品の色違いやサイズ違いページを複数用意している場合、それぞれにcanonicalを設定して1ページに評価を集めるのが有効です。

またcanonicalは、広告流入などアクセス解析用のパラメータ付きURLによる重複の防止にも役立ちます。canonicalは完全コピーでなく類似ページにも対応できるため、柔軟な重複対策として覚えておくと便利です。

5-4.noindexを設定する

noindexタグの設定も、重複コンテンツ対策として重要です。noindexタグとは、特定のページを検索エンジンのインデックス対象から除外するためのHTMLタグを指します。

noindexの設定により、似たようなページが複数インデックスされるのを防ぎ、重複コンテンツによる評価低下を避けられます。たとえば以下の婆に設定するとよいでしょう。

  • サイト内で内容がほとんど同じFAQページ
  • キャンペーン終了後のページ など

検索結果には表示されなくなりますが、ユーザーがURLを知っていれば直接アクセスは可能です。ただしnoindexはページの完全削除ではないため、それぞれのページの役割を見極めて適切に活用しましょう。

5-5.アノテーション設定をする

パソコン版とスマートフォン版で別URLを用意している場合は、アノテーションの設定が、重複コンテンツに有効です。アノテーションは検索エンジンに「異なるデバイス向けに対応ページがある」と知らせます。

具体的な記述は、以下のとおりです。

  • PC向けページでスマホ版のURLに対してlink rel=”alternate”を記述する
  • スマホ向けページでPC版URLに対してlink rel=”canonical”を記述する

アノテーションの設定をすればGoogleは双方を重複と誤認せず、デバイスごとに適切なページを検索結果に表示します。重複コンテンツ対策だけではなく、ユーザー体験の向上にもつながる重要な対策です。

5-6.重複コンテンツを非公開にする

自サイト内で明らかに重複しているページがある場合、非公開にすることも重要な対策です。非公開は削除と違い、管理者は引き続きページにアクセスできるため、将来的に修正して再公開することもできます。

たとえば同じ商品の古い説明ページや、ほぼ同じ内容の過去記事などは非公開にすることで、SEO評価の分散を防げます。検索エンジンやユーザーからは閲覧できなくなるため、実質的には削除と同じ効果をもちつつ柔軟性を残せます。

今後もコンテンツを再活用する可能性がある場合は、削除より非公開化を選ぶとよいでしょう。

5-7.トップレベルドメインを使用する

国や地域ごとに同じ内容のコンテンツを公開する場合、トップレベルドメイン(TLD)の使用も検討しましょう。ドメイン末尾の「.jp」「.kr」「.com」などの部分を指し、対象国や用途を示します。

サブドメイン(例:japan.example.com)やディレクトリ(例:example.com/ja/)よりも、トップレベルドメインの方がGoogleに地域性を正確に伝えられるため、同一内容のページでも地域別コンテンツとして認識されやすくなります。

グローバル展開を行う企業であれば、各国のTLDを活用し、hreflangタグと併用して、検索エンジンが適切なバージョンを各地域のユーザーに表示できるようにしましょう。

各国のトップレベルドメインを利用して、検索エンジンが適切なバージョンをユーザーに表示してくれる仕組みを利用することが大切です

5-8.定型文の繰り返しをできるだけ抑える

定型文を繰り返さないことも、重複コンテンツの対策として重要です。定型文を全ページに繰り返し掲載してしまうと、検索エンジンに重複コンテンツとみなされる可能性があります。

特に著作権表示や免責事項などをそのまま全ページに掲載すると、他のコンテンツとの差別化が弱まります。対策としては短い要約文を掲載し、「著作権については詳細ページをご覧ください」などとして、別ページにリンクする方法が効果的です。

別ページへのリンクにより、繰り返しの利用を最小限にとどめられ、ページごとに独自性を保てます。

5-9.類似するコンテンツはできるだけ統合する

同じテーマのコンテンツを多数公開すると重複判定を受けやすくなり、サイト全体の品質評価を下げる恐れがあるため、類似コンテンツはできるだけ統合しましょう。特に自動生成された記事は、検索エンジンから低品質と判断されやすいです。

内容が近い記事を1つにまとめて情報を充実させることが重要です。たとえば「SEO対策の基礎」と「SEO対策の初歩」を別々に公開するのではなく、統合してより網羅的な記事に仕上げましょう。

統合によってページ数は減りますが、情報の重複がなくなり、サイト全体の信頼性と評価が向上します。

5-10.Googleに削除要請をする

外部サイトに無断転載された場合、対策方法としては運営者に削除を依頼することがおすすめです。しかし運営者に応じてもらえない場合、Googleに削除要請を行いましょう。

Search Consoleの削除ツールを使えば、特定のURLやページをGoogleのインデックスから除外できます。申請には「どのコンテンツが無断使用されているか」や「その証拠資料」が必要です。

Googleが著作権侵害と判断すれば、重複コンテンツは検索結果から削除されます。また寄稿記事が重複を招いている場合は、canonicalやnoindexの設定を依頼するのも有効です。

参考:Google Help「非表示ツールとセーフサーチ レポートツール – Search Console ヘルプ

6.重複コンテンツの無い評価されるサイトを目指そう!

重複コンテンツは直接的なペナルティではありませんが、検索順位低下や被リンク評価の分散、クロール効率の低下といった悪影響を招きます。そのためURL表記の統一やリダイレクト、canonicalやnoindexタグの活用、類似記事の統合などを適切に行うことが重要です。

また定期的なチェックツールを活用し、早期発見と改善を徹底することも欠かせません。

ユーザーと検索エンジンの両方から信頼されるサイトを構築することで、安定した集客につながります。もし自社サイトのSEOやコンテンツ最適化に不安がある方は、ぜひ株式会社Webosqueにお任せください。

ご興味のある方は、以下からサービス内容を確認できますので、ぜひご覧ください。